
私がボードゲームに力を注いでいるのは、自らの人生において「ゲームの大切さ」を実感してきたからです。
子供の頃は引っ込み思案だったため、ゲームを通して人間関係をつくり、楽しい思い出をつくってきました。
私の祖父は、若い頃、よく将棋や囲碁をたしなんでいました。
子供のころはよく祖父とゲームをして遊んでもらったものです。
小学校のころは、自由帳いっぱいに迷路を描いてクラスにくばり、皆に喜んでもらえました。
中学に入ると、当時大ヒットしていたモンスターハンター2ndやメタルギアソリッド4が最初の友達づくりのきっかけに。部活より長い時間やっていたんじゃないかな。その時の友人は今、まさに一緒に詠天記をつくってきた仕事仲間です。
大学に入ると、個性的な友人たちと、カタンやカルカソンヌといったボードゲームの名作を遊び、親交を深めました。
どれも忘れられない思い出です。
その経験から、ゲームを遊び、創り、共有することが「人間関係に良い影響をもたらす」と信じています。
私たちは、お客さまが大切なご家族・ご友人との思い出をつくり、楽しい時間を過ごすお手伝いをします。必要なのは、一緒に遊ぶ人と、ちょっと広めなテーブルだけ。その他に必要なものは、全て箱の中に入っています。それがボードゲームの魅力なのです。
詠天記ができるまで
東京。カラオケボックスの一室。何気ないひと言が、全ての始まりだった
コンセプト決めは、くじ引きで。
天気をゲームにするとは、どういうことだろう?
縁起のいいゲーム
広がる風呂敷。「おいおい、本当にこれ完成するのか?」
ネーミング決めは1発で。
ゲームマーケットって、なに?
参戦者あらわる – ???「話は聞かせてもらった!」
これが、家内制手工業(マニュファクチュア)…!
ビギナーズラック – 初めてのゲムマ。誰一人、売れると思っていなかった。しかし開場すると…!
次なる欲求 – これを製品にしたい!
「これで完成」を繰り返すこと数十回 – 「あと少し」が無限に長いという話
疑念 – 進捗は1ミリずつ。俺は粘り強いのか?単に完璧主義なだけなのか?
「全てがわからない」「何がわからないかがわからない」
ブレイクスルー – ゲームのコアを捉え直す
Kickstarterへの挑戦
そんなに甘い世界ではなかった
再びの挑戦
完成だ…
これからの制作について
ちょっとマニアック
天候システムをシンプルにするための工夫 – スリリングな構造
詠天記のパッケージを丸箱にしようとしていた時代と、やめたワケ